中国進出大作戦 ---中国投資に失敗しない方法---

バンブーネットワーク 代表 神崎憲


最終回 中国進出を成功させるポイント

12回にわたり、連載してきた中国大作戦も最終回となりました。
中国に進出する際のまとめと今後の相談窓口を紹介しておきます。

1.中国の現状を正しく認識する。
特に既存の先入観を捨て、正確な情報を入手する。

2.文化の違いを認識する。
中国は隣国であるが、「同文同種」
の国ではない。風俗習慣も違うし、
言葉も違う。日本の常識が通らない場合もある。

3.社会主義の国である。市場経済開放政策を進めているが、あくまで社会主義体制の枠の中で進めていることを認識する。

4.余裕を持った投資を行う。
自社の屋台骨を揺るがすような無理な計画は立てないこと。会社の体力を考慮した投資をおこなう。
小さく生んで大きく育てること。
委託加工から始め、対中取引の経験を蓄積してから合弁に切り替える例も多い。

5.進出の目的を明確にする。
進出の目的を明確にした上で、進出地域や進出形態を決める。
注意すべきは、中国の知人や、留学生のコネに頼ると選択の幅が狭くなることがある。

6.進出形態はよく考える。
委託加工、合弁、100%外資、合作
のそれぞれの特徴・長所短所よくを検討し、進出目的にあった形態を選ぶ。

7.企業化調査(F/S)について
時間、労力、経費を惜しむことなく、現地を数多く訪問し、関係機関より正確な情報を集める。中国側パートナーに任せた場合に実態から大幅にかけ離れた結果が出てくることが多い。

8.良い立地を選ぶ。
できる限りインフラの整った土地を選ぶ。港に近い所。沿岸大都市から100km以内の所。

9.合弁形態をとる場合は、良いパートナーを選ぶ。
複数の候補者を選択し、それらの中から進出目的に合致するパートナーを慎重に選ぶ。特に経営状態がよいこと。現地政府、許認可当局と関係がよく、人脈(コネ)を持っていることなどがポイント。

10.合弁交渉の進め方
中国人は交渉上手なので、交渉にあったては、安易な妥協をせず、忍耐強く行うこと。交渉の場に直接関係のない人が出席するケースも多いので、極力遠慮してもらう。
日本側の考え方を正確に伝える通訳を自前で用意する。中国人はメンツを重んじるので、交渉相手の立場についても十分に配慮する。
中国側から無理な要求や、反論が出たときは裏付資料をもらう。
契約は日本側案をベースにし、曖昧な事項は納得できるまで詰める。

11.合弁事業では経営権を日本側が持つ。董事長は中国側、総経理、財務のポストは日本側が確保する。

12.事業運営上の留意点
■作業をマニュアル化する。多様性を持つ中国人従業員を効率よく作業させるには、作業手順、内容を標準化する。

■社員教育の一環として、日本で研修を行う。特に効率的な日本の工場の作業ぶりを体験させること。

13.中国国内で調達する原材料の中には、品質が一定していないものが多いので注意が必要。

14.外国で事業を営んでいることを忘れず、危機管理の意識を常に持つこと。撤退するときの対策を考えておく。

 中国主要都市の日本代表事務所

北京市対外経済貿易委員会駐日事務所  03-3351-9581
天津国際貿易有限公司  03-5976-2701
大連国際技術貿易公司  03-3440-1480
上海市対外経済貿易代表事務所
06-445-8471
青島市大阪事務所 06-6446-1821

相談窓口

1.中小企業事業団では、海外投資アドバイス制度と輸入アドバイス制度があり、無料で2時間のアドバイスが受けられる。私も5年前よりアドバイザーとして委嘱を受け大阪でアドバイスしています。東京TEL03- 5470-1522 大阪 TEL06-69442278

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輸出入業務の代行、合弁事業の設立・運営、翻訳、中国出張・旅行の同行通訳、中国の最新情報のfax配信 など、 20年の経験とノウハウを提供しております。
有限会社 カンザキ 大阪市西区南堀江4-2-9-704 TEL06-6534-6303 FAX06-6534-1135 




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